2008年07月27日

十住心論 7

意識の成長・進化の度合い
10段階で表している
弘法大師空海『十住心論』

住心 『本能』の段階、『異生羝羊心(いしょうていようしん)』
住心 『道徳』の段階、『愚童持斎心(ぐどうじさいしん)』
住心 他力的『宗教』の段階、『嬰童無畏心(ようどうむいしん)』
住心 自力的『宗教』の段階、『唯蘊無我心(ゆいうんむがしん)』
住心 『修行』開始の段階、『抜業因種心(ばつごういんじゅしん)』
6住心 『慈悲心』が芽生える段階、
      『他縁大乗心(たえんだいじょうしん)』

そして、第7住心が『覚心不生心(かくしんふしょうしん)』です。

森羅万象は、全て『縁』によって起こっているということを覚り、
『空(くう)』の意識に目覚め、
極端な概念に偏らない、囚われない自由な立場、
『中道(ちゅうどう)』を歩みだす段階といわれています。

「事実」は淡々と存在しているだけであって、
それをどうとらえるかは自分の「心」次第。

あらゆる出来事・現象は、「プラス」でも「マイナス」でもなく、
本来「0(ゼロ)」であり、
それを「プラス」や「マイナス」と判断しているのは
自分の「心」

淡々と「事実」が存在するだけ。
そう思う「心」があるだけ。
ただ自分がどう受けとめるかだけ・・・。

10住心論も、この『覚心不生心』あたりになると・・・
かなり宗教的・形而上学的・仏教的になってきますが、
肩の力を抜いて、気楽に、

「『空』の意識に目覚め、
 それを日常生活に活かすことができるようになる・・・。」

という風に考えればよいのではないかと思います。

そして、『気功』『100回入門、1000回黒帯』
淡々と『ただ行うのみ・・・』で実践していると、
次第に、そして自然と、
このような『空』の境地に達することができるようになってきます・・・。


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Posted by ゲゲゲのしげ爺 at 19:00│Comments(0)生き方
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