2008年09月17日

十住心論 8

弘法大師・空海
人間の意識の成長・進化の度合い
10段階で表した、『十住心論』

第1住心 『本能』の段階、『異生羝羊心(いしょうていようしん)』
第2住心 『道徳』の段階、『愚童持斎心(ぐどうじさいしん)』
第3住心 他力的『宗教』の段階、『嬰童無畏心(ようどうむいしん)』
第4住心 自力的『宗教』の段階、『唯蘊無我心(ゆいうんむがしん)』
第5住心 『修行』の段階、『抜業因種心(ばつごういんじゅしん)』
第6住心 『慈悲』の段階、『他縁大乗心(たえんだいじょうしん)』
第7住心 『0(ゼロ)』『空』の意識に目覚める段階、
       『覚心不生心(かくしんふしょうしん)』

そして、第8住心が、『一道無為心(いちどうむいしん)』です。

一つのところ、『一道』に心を集中し、
対象と自分の分離感が無くなり、
一体化し、
まさに人為的に為すところ無し』
という、『空』を超えた、
あるがままの絶対真理を理解する段階であるとされています。

また、
全ての存在現象は、
本来清浄であり、対立するものはないと悟る段階・・・
という解説もなされています。

この第8住心は、
伝教大師・最澄が開いた、『天台宗』が相当すると、
空海は述べています。

矢山利彦院長もそうなのですが、
空海は、とことん実務家実践家の方であったようで、
その関心は、一貫して、

『では、どうするのか・・・?』

『How・・・?』

といった、実践の方法に向けられていたようです。

天台宗の要点は、
世界の姿、実相を、瞑想の実践によって悟ることであると
述べられているそうです。

具体的な瞑想法は色々と伝えられているのですが・・・
その一つに、
『非行非坐三昧(ひぎょうひざざんまい)』といって、
日常生活の中に瞑想的な心を持ち続ける瞑想法があります。

私も、出来るだけ、日常生活の中に気功的な心を持ち続けるよう、
心がけています。
(中々、難しい場合もありますが・・・face02


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Posted by ゲゲゲのしげ爺 at 19:00│Comments(0)生き方
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