2012年02月12日

東洋医学の伝統的診察法、脈診について・・・・・

東洋医学の基本的、伝統的診察法と言えば・・・・・

1. 望診
2. 聞診
3. 問診
4.切診

・・・・・の4つ。

その4つめである『切診』は、
西洋医学でいう・・・・・

『触診』  

・・・・・に相当します。

『切』とは『触れる』ことを意味し、
触覚によって医療的な情報を収集する診察法が
この『切診』なのです。

東洋医学の触診、切診には大きく・・・・・

1. 脈診
2. 腹診

・・・・・の2つがありますが、
西洋医学で言う『脈診』『腹診』とは、
その意味が大きく異なっています。

今回はその1つ、『脈診』について解説します。

西洋医学における脈診は
その数、速さ(心拍)とリズム、強さなどを診断の助けとしますが、
東洋医学ではさらに・・・・・
脈の拍動に触れることによって
身体をくまなくめぐっている
気血が流れるルート・・・・・

『経脈』

・・・・・の状態を把握し、
各臓腑の陰陽、虚実、寒熱、表裏を判断、
病気の診断をし、
治療方針を立て、
その病気の予後の判定を行います。

私は、矢山クリニック勤務時代、
矢山利彦院長が開発された経絡診断装置・・・・・

『ゼロ・サーチ』

・・・・を用いた診察法を行なっていましたが、
現在では患者さんとの肌の触れ合い、
即ち・・・・・

『触診』

・・・・・を重視し、
この東洋医学的『脈診』を診断の『要』として位置づけています。




Posted by ゲゲゲのしげ爺 at 19:00│Comments(2)
この記事へのコメント
先日は大変お世話になりました。
脈診でかくも...といささか興奮してしまうほどに。
ゼロ・サーチの出番が無かったことに本文を拝見しまして納得致しました。

前日は娘の学校説明会があり、その前に体育の信じ難い屋外授業参観で
冷え切ったのか、親子共々ダウンした次第です。

しかしながら、おかげさまで無事に回復した次第です。
今後とも何卒よろしくお願い致します。
Posted by Tsuyoshi at 2012年02月13日 13:17
Tsuyoshiさん、こんにちは。

無事に回復なさって、安堵いたしました。
お身体、ご自愛ください。
Posted by ゲゲゲのしげ爺ゲゲゲのしげ爺 at 2012年02月13日 16:41
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。