ゲゲゲのしげ爺　ほりほりずむ宣言

突然ですが、
私は新婚旅行でスペインに行きました。

その際に
よく食した料理が・・・・・

『パエリア』。

本場のパエリアは実に美味。

お土産に、
パエリアの食材である・・・・・

『サフラン』

・・・・・を買わずにはおれないほど美味しかったのを
今でも覚えています。

さて、
このサフラン。

実は漢方薬の生薬としても用いられています。

血液をサラサラにする作用、
精神を安定させたり不安を和らげる作用に優れ、
婦人科疾患や精神科疾患に用いられます。

●　生理痛
●　月経不順
●　無月経
●　月経過多
●　子宮内膜症
●　月経前症候群
●　更年期障害

●　不眠
●　うつ状態
●　ヒステリー
●　不定愁訴　
●　頭痛
●　めまい

その他にも、
はしか（麻疹）、アトピーなどの皮膚疾患や、
冷えや瘀血に伴う様々な症状（腰痛、肩こり、膝の痛み・・・・・etc）に
よく効きます。

ただし、このサフラン・・・・・

『世界で一番高価なスパイス』

・・・・・と言われるだけあって、
少々高価。

生薬1gは100～300個の花のめしべに相当すると言われています。

1日の使用量は、患者さんにもよりますが、
だいたい0.2～1.0ｇ。

サフランは古代エジプト、ギリシャの時代から重宝された花で、
王族しか使用できない時代もあったのだそうです。

現在、日本では保険が効きますが、
一時期このサフランが手に入りにくく
処方すればするほどお薬屋さんが損をするという、
いわゆる・・・・・

『逆ざや』

・・・・・状態にありましたので
処方を制限しておりましたが、
最近はその流通も安定してきているようなので
また処方する機会も増えてきました。

上記のような症状でお悩みの方は、
一度サフランをお試しになってはいかがでしょうか・・・・・？

ちなみに・・・・・

戦前まで
佐賀は日本一のサフランの産地として有名でした。

（現在は大分県竹田市。）

そういう意味においても、
もう一度、このサフランを見直してみようと思う
今日この頃です・・・・・。