ゲゲゲのしげ爺　ほりほりずむ宣言

『念を込めて生きる』

心学研究家、小林正観さんに学んだ言葉です。

『念』

・・・・・とは、今の心。

今の心に集中し、
生きることの大切さを表現してあります。

毎日、患者さんと接していて痛切に感じることは、
実に多くの方が・・・・・

『今の心に集中して生きていない』
『念をこめて生きていない』

・・・・・ということです。

その話題の多くが、
来てもいない未来のことを気に病む・・・・・

『取り越し苦労』。

済んでしまったことをいつまでもクヨクヨと考える・・・・・

『持ち越し苦労』。

自分の苦労以外にも、
他人の苦労まで持ち出してきて色々と思い悩む・・・・・

『持ち出し苦労』。

『不安』『恐怖』は・・・・・

『未来に対するネガティブな感情』。

『怒り』『恨み』『悲しみ』は・・・・・

『過去に対するネガティブな感情』。

即ち、
『念』を込めて『今』に生きていれば、
『不安』『恐怖』『怒り』『恨み』『悲しみ』などの
ネガティブ感情を感じる余裕、時間などないわけです。

『不安』『恐怖』『怒り』『恨み』『悲しみ』などの
ネガティブ感情を感じている時間は、
まさに・・・・・

『時間の無駄』
『エネルギーの無駄』

・・・・・であると言えます。

しかし、
病に苦しむ多くの方が、
この時間のネガティブ・ループにハマってしまって
同じ時間領域をグルグルと回っていらっしゃいます。

哲人、中村天風師は・・・・・

『さしあたる
　事柄のみをただ思え
　
　過去は及ばず　

　未来は知られず』

・・・・・と説かれました。

何とか
病に苦しむ患者さん方を
この無間（無限）地獄からお救いしたいと
私はいつも考えています・・・・・。