2012年08月21日

オメガ3 対 オメガ6

しげた総合診療クリニックでは、
食事療法の一環として・・・・・

『できるだけ、油はα-リノレン酸』

・・・・・をキャッチ・フレーズに、
できるだけ・・・・・

『オメガ3系』

・・・・・の油を使用するよう、
お薦めしています。

オメガ-3作戦

市販されている油には・・・・・

● べに花油(サフラワー油)
● ひまわり油(サンフラー油)
● コーン油
● サラダ油
● 大豆油
● ごま油


・・・・・など、
実に様々なものがありますが、
実は上記の油には・・・・・

『オメガ3系』

・・・・・の脂肪はあまり含まれておりません。

上記の油に多く含まれている脂肪が・・・・・

『オメガ6系』

・・・・・の代表格、

『リノール酸』。

リノール酸は・・・・・

『不飽和脂肪酸』

・・・・・の中の、

『多価不飽和脂肪酸』

・・・・・に分類される脂肪酸で、
体内で合成できないために
食品から摂取する必要がある・・・・・

『必須脂肪酸』

・・・・・です。

動物性脂肪に多く含まれている・・・・・

『飽和脂肪酸』

・・・・・は、
いわゆるコレステロール値や血圧を上げる作用が強いのに対し、
リノール酸は、
当初・・・・・

● コレステロール値を下げる
● 血圧を下げる
● 動脈硬化の予防、治療に有用である


・・・・・という触れ込みで、
もてはやされていた時代があります。

ところが・・・・・
リノール酸を過剰に摂取すると・・・・・

● 善玉コレステロールまで減らしてしまう
● 熱に弱く、加熱しすぎると過酸化脂質を生じ、癌の原因になる
● リノール酸から合成されるアラキドン酸は
  炎症や血栓の原因になる
● 動脈硬化を起こす
● アトピーや花粉症などのアレルギーの原因となる


・・・・・ということが
研究により次第に明らかにされてきました。

オメガ6系・リノール酸は、
身体に必要な必須脂肪酸ではありますが、
摂り過ぎると身体には毒になってしまうわけです。

大切なのは、
オメガ3とオメガ6の比率、バランスであります。

理想的なバランスは・・・・・

オメガ3:オメガ6=1:3

・・・・・と言われています。

しかし、
現在の日本人が摂取している油のバランスは、
なんと・・・・・

1:6~1:50

・・・・・という状態にあるようです。shock

『狂った脂肪』
『食べるプラスチック』

・・・・・と
呼ばれる・・・・・

『トランス脂肪酸』

・・・・・を食することは論外ですが、
できるだけオメガ6系・リノール酸の摂取を減らして、
オメガ3系・α-リノレン酸の摂取を増やすよう、
お薦めいたします・・・・・。



Posted by ゲゲゲのしげ爺 at 22:09│Comments(0)
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