2008年11月21日

『トヨタ流』と『矢山流』

矢山クリニックでは、
医療ミス医療事故医療過誤を防ぐために
安全管理委員会(カイゼン委員会)を設置していますが、
その安全管理には、
世にいう、『トヨタ流』を採り入れています。

トヨタは、世界でも最大級自動車メーカーであり、
日本最大の企業

「改善(カイゼン)」「ジャストインタイム(JIT)」「カンバン」
・・・等々のトヨタの生産・経営のノウハウは、世界でも有名です。

トヨタの方法論は、
実は医療の世界でも、そのまま応用できます。

さらに、その根底にある『思想』『志』といったものは、
『矢山流』と非常に似ている部分があり、
導入に至ったというわけです・・・。

トヨタ自動車購買課長
カルマン株式会社社長の
若松義人氏の著書、
『トヨタ流「最強の社員」はこう育つ』に、
『ミス(不良)のイロハ』という表が記載されています。

これが大変参考になりましたので、
ここに紹介したいと思います・・・。

ミスをつくる5つの要素とは・・・

1.人
2.物
3.設備
4.方法
5.情報


そして、ミスの種類10種類ある・・・と分析されています。

1.ウッカリミス・・・うっかりして発生。
2.ガッテンミス・・・早合点、気の早さ、勘違いで発生。
3.チラミス・・・チラッと見ただけで済まして発生。
4.アマミス・・・アマチュア的なやり方で発生。甘いミス。
5.カッテミス・・・自分勝手な判断で発生。
6.ポカミス・・・ポカーッとして発生。
7.ニブミス・・・判断が鈍くて発生。
8.パナシミス・・・他人に任せっぱなしで発生。
9.アレミス・・・予期せぬ事態に「あれっ?」と思って発生。
10.ワザミス・・・ワザと発生。

そして、これらのミスに対し・・・
いかにもトヨタ流らしい、

『基礎教育』、
『標準作業の徹底』、
『躾』、
『仕組み化』、
『見える化』
・・・などの対策が練られています。

矢山クリニックでは、これに、
『ダブル・チェック化』を加え、
第3者がチェックできるような仕組みづくり見える化を心がけ、
安全で安心な医療が行われるよう、
心がけています・・・。



Posted by ゲゲゲのしげ爺 at 19:00│Comments(0)
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。