2009年05月16日

口腔内の悪玉菌

の中に
善玉菌、悪玉菌、日和見菌が存在しているように、
口腔内にも多数の菌が存在しています。

お風呂の掃除の際、
ゴシゴシこすらずに、お湯だけ掛けても汚れが落ちないのと同じように、
歯も、うがいだけで汚れが落ちてしまうほど、
そんなに甘いものではありません。

(実は私も子どもの時、
 歯磨きせずにうがいで済ませていたことがあります。
 大いに反省しております・・・。face07
 
 子供たちに、

 『うがいだけでは汚れは落ちない』
 
 ・・・ということを、しっかりと教えていく必要があります。

 実際、私の娘たちも、歯を磨かないで
 うがいだけでごまかすことがありました。
 
 今後、横着しないよう、厳しくicon09指導しました・・・。)

歯を綺麗にするには、
正しくブラッシングする必要があります。

たとえ綺麗に磨いているつもりでも、
『染め出し液』で歯を染めてみると、
悪玉菌の塊であるプラーク(歯垢)が、
意外にもべっとりと付いているものです。

(私も人のことは言えませんが・・・。face07

プラーク1mgの中には、1億個の菌が存在していると言われていますが、
これは大便中の菌の数に相当すると言われています。

矢山利彦院長は・・・

『歯を磨かないと、
 うんこと同じくらいの数の虫歯菌が口の中に増える・・・!』


・・・と、かなり過激に説明されておられるようですが、
一理はあると思います。

プラークは、飲みこんだり、
血流やリンパの流れに乗って、
全身に運ばれ、
口腔内以外にも感染してしまうことが研究により明らかにされています。

口腔内に悪玉菌が増えないようにするには・・・
1.口呼吸をやめ、正しい鼻呼吸を行う。
2.噛む回数を増やす。(最低、一口30回
3.プラークがついたから磨くのではなく、
 プラークがつかない状態を保つために
 ブラッシングを行うという意識改革をする。
4.歯ブラシでゴシゴシこすり、正しくブラッシングする。


1日何回、何分間磨けばいいのかは、
人によって、体質によって、
プラークのつきやすさ、はがれやすさが違うので、
『染めだし液』を用いて、
自分にどれくらいの回数、時間が必要なのか、
何処を磨き残す傾向にあるのかを確認する必要があるようです。

また、矢山流『くんくん歯磨き法』も参考になります。

歯ブラシは、
日当たりicon01や換気が悪く、密集した場所に保管していると、
歯ブラシ自体に悪玉菌が発生し、
歯磨きの際、歯茎に感染させたり、
歯茎から全身に菌が散ってしまったりしてしまうようです。

できれば、日当たりicon01がよく、換気のいい場所で、
1本ずつきちんと清潔に保管することが大切です。

歯科関係者にとって、『歯ブラシ』は武士の『刀』のようなもの。
本当に大事にしたいものです・・・。



Posted by ゲゲゲのしげ爺 at 19:00│Comments(0)
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