2009年09月19日

シャカの息子

確か私が中学生時代だったと思うのですが、
『週間少年ジャンプ』に、
ジョージ秋山氏の作品、
『シャカの息子』という漫画が連載されていました。

ある村に、『シャカの息子』と名乗る謎の人物がやって来ます。
その後、村にある奇病が流行し出します。
シャカの息子は、
抗生物質『テトラサイクリン』を駆使し、
奇病で壊滅状態の村を救います。

シャカの息子は村人の心を掴み、
次第に新興宗教の教祖として崇められ始めます・・・。

この漫画で登場する奇病とは、
ツツガムシ病
(私はこの病気の名前を、『シャカの息子』で覚えました。)

ツツガムシ病とは、
野ネズミなどに寄生するダニ1種である
『ツツガムシ』が媒介する人獣共通感染症
ツツガムシに刺されることにより、
ツツガムシに寄生している細菌
『ツツガムシ・リケッチア』が人間に感染、発病します。

症状の初期にはインフルエンザ様症状を示す事もあり、
そのうち全身に発疹が出現し、
重症例では多臓器不全で死亡することもあります。

また、ダニによる人獣共通感染症で有名なのが、
『ライム病』

何だか美味しそうな名前の病気ですが、
これはマダニに寄生している
『ボレリア』という細菌が引き起こす疾患です。
(ちなみにボレリアは、
 『梅毒』の原因菌・『梅毒トレポネーマ』と同じグループに属する細菌。)

さて、実は、ダニによる細菌感染症は、
ツツガムシ病ライム病のように重症になるまでにはいかないとしても、
一般的に思われている以上に、
実は様々な病気の原因になっていることが、
バイオ・レゾナンスの研究により明らかになりつつあります。

(例えば、原因不明の関節痛慢性関節リウマチなど・・・。)

原因不明の関節痛が、
抗生剤の投与で治癒してしまうケースが度々見受けられますが、
その場合、『ツツガムシ病』や『ライム病』の類縁疾患であった
可能性があります。

ところで、このシャカの息子・・・
物語終盤で、
実は『フリーメーソン』がモデルと思われる
闇の秘密結社『フリーゾーン』の一員であったことが判明します。

ジョージ秋山氏の漫画には、
子どもには刺激の強い、強烈な作品が多く、
私も多くのトラウマ(心的外傷)を頂きました。

今読んでみても・・・

『少年誌でよくここまで表現できたものだ・・・。』face07

・・・と思わず感心してしまうほどの内容で、
当時、彼のいくつかの作品は、
地域によっては有害図書に指定されるほどでした。

『ザ・ムーン』『アシュラ』『銭ゲバ』・・・etc)

この『シャカの息子』も、
トラウマとはいかないまでも、
今でも何となく心に残っている、奇妙な魅力を持った作品でした。

(残念ながら、現在絶版電子書籍なら読めるようです。)


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Posted by ゲゲゲのしげ爺 at 19:00│Comments(2)西洋医学
この記事へのコメント
こんばんは、、、先生が以前紹介されていた「内在神の道」の本を読みました。とても興味深くておもしろかったです。ありがとうございました。
Posted by 花菜 at 2009年09月19日 20:54
花菜さん、こんばんは。

面白かったでしょう?

批判も多いんですけど・・・。
Posted by ゲゲゲのしげたんゲゲゲのしげたん at 2009年09月24日 19:20
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