2009年07月14日

これでよし・・・!!

突然ですが、
私は佐賀県立唐津東高等学校を卒業しました。

当時、唐津東高は唐津城二の丸御殿跡にありました。

唐津城は、城を中心に
国指定特別名勝である『虹の松原』が存在し、
まるでを広げたように見えることにちなんで、
『舞鶴城』とも呼ばれています。

そのため、唐津東高で毎年行われる文化祭体育祭のことを、
特に『鶴城祭(かくじょうさい)』と呼んでいました。

その『鶴城祭』の時に唄われる応援歌に・・・

『デカンショ、デカンショで半年暮らし~、
 後の半年寝て暮らす~。』


・・・という歌がありました。

当時は訳も分からず、
ただ声を張り上げて歌っているだけでしたが、
この『デカンショ』が、
『デカルト』『カント』『ショーペンハウエル』の略であることを、
最近知りました。

(恥ずかしながら・・・face07

『デカルト』『近代哲学の父』と呼ばれる自然哲学者
『我思う、ゆえに我あり』

『カント』ドイツ観念論哲学の祖』
『すべての知識は経験に基づく。』

『ショーペンハウエル』
カントの後継者を自任した哲学者です。
『結婚とは、男の権利を半分にして義務を2倍にする事である。』
 『医者は人間を弱いもの、弁護士は人間を悪いもの、
  牧師は人間を愚かなものとみる。』


ところで、カントは非常に規則正しい人物だったそうで、
5時に起床。
朝食は2杯お茶1服煙草
午前中は仕事講義など)を行い、
午後1時から4時まで昼食を摂り
(食事は昼食のみの一食主義)、
その後には1時間散歩
近所の人々は、カントの散歩の時間で時計を合わせるほどの
恐るべき正確さ・・・!!

そんなカントですが、
彼は臨終の間際
1杯紅茶を飲んでこう言ったと伝えられています・・・。
『Es ist gut・・・!!』
『これでよし・・・!!』

おおっ・・・!!
これは、バカボンパパの名言、
『これでいいのだ!!』
と全く同じではありませんか・・・!!

『終わりよければ全て良し』という言葉がありますが、
人生最期に発する言葉が、
このようなポジティブな言葉であれば、
それまでの人生がどんなに逆境続きで
辛くて苦しくて大変な人生であったとしても、
全てがポジティブに転化してしまいます。

人生最期の言葉を、
このようなポジティブな言葉で締めくくれるような、
そんな人生を送りたいものです。


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Posted by ゲゲゲのしげ爺 at 19:00│Comments(0)生き方
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