ゲゲゲのしげ爺　ほりほりずむ宣言

ある患者さんに、
北川八郎氏の著書、
『繁栄の法則』（致知出版社）を紹介されましたので、
読んでみました・・・。

北川八郎氏は、
昭和19年福岡県生まれ。
インド放浪の後、熊本県阿蘇外輪山にある満願寺窯で
自然灰釉薬（ゆうやく）を使用した作陶と、
自然農業の
『半農半陶』の生活を送っておられるようです。

そして、40日を超える完全断食を2度体験する中で、
魂の存在意義、生き方の法則を悟られます。

この著書をよんで、初めて知った言葉がありました・・・。

それは、『感謝と返謝』。

『返謝』は、北川氏の造語です。

北川氏によれば、
『感謝』するのは、人間として、
言ってみれば当たり前・・・。

本当は、『感謝する』だけではダメで、
その『ありがたい・・・』と思ったことを、
人にも同じ喜びを与えて、
初めて『感謝が完成する』と言われるのです・・・。

『「ありがたい・・・」と思ったら、必ず返すこと。
　もらった同じ喜びを人に必ず与えること。』

『「返謝」で「感謝」が完成する。』

これにはガツン！！と来ました・・・。

『返謝』のない『感謝』は、実は『感謝』とは言えません。
『感謝』している『つもり』なのです。
それは、自己満足の『感謝』にしか過ぎないのです・・・。

自分がこれまで『感謝』と思っていたものは、
実は、いわば『半謝』だったのです・・・。

（『半謝』は私の造語です。
　『半端な感謝』『単なる自己満足の感謝』を意味します・・・。）

また、こんなことも述べられています・・・。

『30代までは他者からもらう時代。
　40代は他者へ返す時代に入ります。』

私も、バカボンパパと同じ41歳で、既に40代・・・。

『自分は、他者に何かを返せているのだろうか・・・？』

これからは、『半謝』ではなく、
『返謝』が加わった、本当の『感謝』を目指したいと思います・・・。