ゲゲゲのしげ爺　ほりほりずむ宣言

船を停泊させる際に錨（いかり：アンカー）を打つことを・・・

『アンカリング』

・・・と言います。

そのことより、
『神経言語プログラミング（Neuro-Linguistic Programming）』、
略して『NLP』の世界などでは、
『アンカリング』といえば・・・

『ある体験に対して、
　感覚的な刺激を条件付けし、
　その体験を定着させてたやすく引き出せるようにすること』

・・・を意味するようになりました。
心理学でいう『条件付け』で、
『パブロフの犬』の実験などでも有名です。

ベルを鳴らしてから犬にエサを与える事を繰り返していると、
その犬はベルを鳴らしただけで唾液を出すようになります。

『ベルの音』が、
犬の唾液分泌の『錨』、『アンカー』になったという訳です。

スポーツ選手が、
試合の前や勝負の時に行う動き、習慣も、
最高のパフォーマンスを発揮するための一種の『アンカリング』です。

例えば、メジャー・リーガー、イチロー選手が
打席に立つ際にバッター・ボックスで行う独特のフォームや、
元横綱・朝青竜や関取・高見盛の立ち合いの際の独特のパフォーマンス、
どれも彼ら固有の『アンカリング』と言えます。

特定の行動を『アンカー』にすることによって、
最高のパフォーマンスをいつでも発揮できるよう、
その時の精神状態を引き出せるようにしているのです。

我々医療の仕事に携わる者も、
プロなのですから、
仕事の際は最高のパフォーマンスを発揮する状態に
なっていなければなりません。

（風邪を引いているとか、体調を崩しているとか、
　失恋したとか、
　二日酔いでフラフラとか関係なく・・・。）

最近、私が『アンカー』にしているのが・・・

『胸に手を当てて考える』

・・・です。

胸に手を当てると、
『アナハタ・チャクラ』、
感情を司る『心』のチャクラにスイッチが入り、
『良心』が発動、
心が静まり、落ち着き、
『フロー状態』になり、
抽象度を上げて、
物事をより客観的・俯瞰的に考えることができるようになります。

『ゲゲゲのしげたんは、
　胸のチャクラ・スイッチを押すことにより、
　仮面フラワーに変身するのだ・・・！！』

・・・というわけです。

『胸に手を当てて考える』という行為は、
比較的簡単に、どなたでも行える『アンカリング』だと思います。

皆さんも、よろしかったら仮面フラワーに変身してみてください・・・。